重複発注防止機能と防止リードタイムについて説明します。
重複発注防止機能とは
定量発注のとき、発注から納品までの期間中に重複して発注されることを防ぐ機能です。重複発注防止機能がON/OFFになる条件
ONになる条件
在庫が閾値を跨ぎ、発注がされる
OFFになる条件
下記のいずれかを満たすとOFFになります。
- 発注から防止リードタイム (初期値:14日)の期間が経過する
-
毎時30分の時点で、マットの接続が成功しており、最新計測時の残量が十分な量になっている
(=在庫の補充がされている)
十分な量とは?
発注が行われた後、マットの最新計測時の残量が以下になると、在庫の補充がされたとみなされます。
個数表示
・閾値が6個以上の場合、閾値の1.1倍の個数以上
※例:閾値が6のとき
残量5個で自動発注→(補充して)残量7個で重複発注防止機能はOFFとなる
・閾値が5個以下の場合、閾値と同量
※例:閾値が5のとき
残量4個で自動発注→(補充して)残量5個で重複発注防止機能はOFFとなる
%表示
・閾値が60%以下の場合、閾値+20%以上
・閾値が70%以上の場合、90%以上
重複発注防止機能の動き
個数管理の場合
%管理の場合
防止リードタイムとは
重複発注防止機能がONからOFFになるまでの期間のことです。発注後、防止リードタイムで設定した日数は重複発注防止機能がONになり、発注されません。
防止リードタイムの日数+1時間後にOFFになります。
※防止リードタイムの期間中でも、十分な量の補充がされるとOFFになります。
防止リードタイム経過時の重複発注防止機能の動き
※期間中、十分な補充がない前提(例1)リードタイム14日の場合
発注日:毎日発注時刻:12時30分
12月1日 12時30分:発注(重複発注防止機能 ON)
12月15日 13時30分:重複発注防止機能 OFF
12月16日 12時30分:発注可能(発注すると、重複発注防止機能 ON)
(例2)リードタイム0日の場合
発注日:毎日発注時刻:15時30分
12月1日 15時30分:発注(発注防止機能 ON)
12月1日 16時30分:発注防止機能 OFF
12月2日 15時30分:発注可能(発注すると、発注防止機能 ON)
過去に一度も発注したことのない(=最新発注日が空欄)在庫の場合
仮発注時に発注キャンセルし、手動で重複発注防止機能をONにすると、発注防止LTの日数を経過してもOFFになりません。
重複発注防止リードタイムは最新発注日を起点にしています。最新発注日が空欄だと、発注防止機能がOFFになるきっかけがなく、ONのままとなります。
重複発注防止機能・防止リードタイムの設定を変更する手順
1. 該当在庫を [ チェック ]し、 [ アクション ] > 変更したい項目を選択
2 .設定を変更し、 [ 更新 ] をクリック
機能の活用例
回転率が早い在庫や年末年始などの特別期間に、すぐに次回発注をしたい
- 発注防止機能をONからOFFに変更
- 防止リードタイムを短い日数に変更
- 一時的に閾値を高めに設定変更
一時的に回転率が低い期間など、長期間発注をとめたい
- 防止リードタイムを発注しない日数に変更
- 発注防止機能をONに変更
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