マルチマットとは、複数のマットを使用し、マットの耐荷重を超えるような "重い商品" を管理するための機能です。
利用上の注意点
マルチマットを利用する際の条件・注意点は以下の4点です。
マットの枚数と置き方 〜基本〜
マルチマットを設置する際、各マットにかかる荷重が耐荷重以内になるよう注意してください。
1枚のマットにのみ荷重がかかると、マットが故障したり耐荷重オーバーになる可能性があるため、全てのマットに荷重が均等に分散されるよう設置してください。
| マットサイズ | 耐荷重 |
| A3 | 100kg |
| A4 | 30kg |
| A5 | 5kg |
| A6 | 2kg |
ポイント1:マットの数は少なめが良い
マットの台数が増えれば増えるほど、計測誤差も大きくなります。また、運用面でエラーが起きたとき、どのマットがエラーをしているかわかりにくくなります。
耐荷重をオーバーしなければ、なるべく小さいマットを利用する方が精度が高まります。
ポイント2:マットと商品の間に緩衝材(ベニヤ板、アクリル板等)を敷く
重量が均等に分散されている状態全マットに荷重が分散するように、”板状”のものや、脚を”マットの台数分つける”など |
重量が分散しない状態板を敷いているが、薄く強度が弱いため、荷重が4点に集中し、耐荷重オーバーになる |
(例)A3サイズで重さ400kgまでを計測するには「4枚」を推奨

(例)A3サイズで重さ400kg~500kgを計測するには「6枚」を推奨

(例)A3サイズで重さ500kg~600kgを計測するには「7枚」を推奨

マットの枚数と置き方 〜応用〜
ハンドパレットで差し込む場合
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ハンドリフトを使って差し込む際、アームがマットにぶつかるのは問題ありません。 ただし、「パレットを降ろす」際、ハンドリフトの金具が"点"であたり、マットに荷重が一気にかかった場合、マットの天板が割れガラスが飛び散るリスクがあります。 |
ポイント1:パレットからはみ出してマットを設置
できる限りハンドリフトが入るスペースを広くするため、パレットからはみ出すようにマットを設置するのがオススメです。

ポイント2:2つのパレットでマットをサンドする
ハンドリフトの干渉や、パレットのたわみが懸念であれば、下のパレットをハンドリフトで運用することで、マットとの干渉がゼロになり、パレットもたわみません。

ポイント3:少しの工夫でより安全に
パレットによっては、上下面に隙間があったり、マット天板と触れると滑りやすくなる場合があります。滑り止めをマットの上に設置したり、マットの裏面の「足」部分にゴム板を置くことを推奨します。

登録済みの在庫をマルチマット設定にする手順
1. [ 在庫商品 ] > 該当の在庫にチェック > [ 編集 ] > [ マット ] > 複数のシリアル番号を選択する
残量の計算ロジック
マルチマットで計測した在庫の残量は、各マットの最新計測値の合計です。
接続失敗のマットがあった場合、残量は更新されません。
(例1)3台のマットで、10時に残量を確認する
設定
・計測頻度:1日1回(9時)
・1個あたり重量:100g
各マットの最新計測値
マットA:200g(9時)
マットB:300g(9時)
マットC:400g(9時)
合計:900g
→ 残量:9個
(例2)3台のマットで、10時に残量を確認し、1台接続が失敗している
設定
・計測頻度:1日1回(9時)
・1個あたり重量:100g
各マットの最新計測値
マットA:200g(9時)
マットB:300g(9時)
マットC:600g(前日の9時)
→ 接続失敗表示となり、残量は前回計測時から更新されない
このFAQで解決しない場合は、
こちらからサポートにお問い合わせください。

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